車を購入する際に、今まで乗ってきた愛車を下取りや買取り店で査定しても、思ったより安い金額を提示されてガッカリした経験がある方も少なくないと思います。
大切に乗ってきた愛車ならなおさらでしょう。
結論を先に伝えると、「車を高く下取りしてもらう、もしくは高く買い取ってもらうには、あらかじめ高く売れる車を予測し購入することが一番の近道」です。
この記事では、車業界に15年以上精通する私が買い替え時に高く手放せる可能性の高い車種を徹底的に調査し、ランキング化しました。
高額な下取りになる車とは?
車を買い替える際に、手放す車の価値を「リセールバリュー」と呼びます。
高い値段で車を手放す事ができれば、次に欲しい車にかけるお金も節約できたり、1ランク高いグレードや車種を購入する事ができます。
高く売れる車の条件
ではどういった車が高く売れるのでしょうか?高く売れる車には、大きく分けて3つのパターンがあります。
高額売却の3条件
- 世界的に台数の少ない希少車
- 常時需要のある人気車種
- 時代のニーズに合った人気車種
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【高く売れる車の条件とは?】車売買のプロの教える3つの条件
車を購入する前に知っておきたいリセールバリュー。やはり、車は買い替えがつきもの。 なぜなら、新車購入から5年でメーカー保証は切れますし、長く乗れば乗るだけ売却時の販売価格は下落が通説です ...
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高額下取りになる車=新車販売台数ランキングではない
ここで、次の表を見ていただきます。こちらは2018年の新車販売台数トップ10です。
順位 | 車種 | 台数 |
1位 | ホンダ N-BOX(軽自動車) | 241,870台 |
2位 | スズキ スペーシア(軽自動車) | 152,104台 |
3位 | 日産 デイズ(軽自動車) | 141,495台 |
4位 | ダイハツ タント(軽自動車) | 136,558台 |
5位 | 日産 ノート(小型自動車) | 136,324台 |
6位 | ダイハツ ムーヴ(軽自動車) | 135,896台 |
7位 | トヨタ アクア(小型自動車) | 126,561台 |
8位 | トヨタ プリウス(普通自動車) | 115,462台 |
9位 | スズキ ワゴンR(軽自動車) | 108,013台 |
10位 | ダイハツ ミラ(軽自動車) | 107,283台 |
引用:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会 2018年 軽四輪車 通称名別 新車販売確報
トップ10中7台が軽自動車です。近年の経済不況や若者の車離れの影響が販売台数に現れていると言えます。
次に、軽自動車を除いた小型車・普通乗用車のトップ10。
順位 | 車種 | 台数 |
1位 | 日産 ノート | 136,324台 |
2位 | トヨタ アクア | 126,561台 |
3位 | トヨタ プリウス | 115,462台 |
4位 | 日産 セレナ | 99,865台 |
5位 | トヨタ シエンタ | 94,048台 |
6位 | トヨタ ヴォクシー | 90,759台 |
7位 | ホンダ フィット | 90,720台 |
8位 | トヨタ カローラ | 89,910台 |
9位 | トヨタ ヴィッツ | 87,299台 |
10位 | トヨタ ルーミー | 86,265台 |
引用:一般社団法人 全国軽自動車協会連合会 2018年 軽四輪車 通称名別 新車販売確報
4位にミニバンの日産・セレナ、6位にトヨタ・ヴォクシーがトップ10入りしましたが、3位のプリウスはハイブリットカー、他の車種も押しなべてコンパクトクラスのエコカーが上位を占めています。
新車販売台数の上位だけを見ると、軽自動車やコンパクトカーと言った「エコカー」ブームであり、実際に新車を購入するユーザーは維持費・燃費に重きを置いていることが分かります。
前置きが長くなりましたが、ここで新車販売台数を紹介した理由をお伝えします。
それは、「新車販売台数(=新車人気)と中古車市場の需要は、必ずしも一致しないということ」
つまり、車を新車で購入する方と中古車で購入する方では、全く需要が異なると言えるのです。
新車販売台数ランキングと、この後で発表させていただく「高額査定ランキング」と見比べていただければ、ハッキリ違いを分かっていただけると思います。
高額下取りが期待できる車ランキング20
以下の条件で高額査定ランキングを算出します。
算出条件をかんたん解説
現行型が新車で販売されている車種であること
新車登録後、3年目の中古車販売価格の平均値下がり率でランキング
注意ポイント
過走行車及び修復歴有りの車はサンプルから除外
新車販売台数が少ない車種・希少な限定モデル、華美なドレスアップ車はサンプルから除外
新車販売から3年に満たない車種は、予測値下り率で参考値とする
ランキングにはそれぞれの車種ごとに、新車時の車両本体価格帯と現時点(2019年7月現在)での3年目の中古車販売価格帯、そして3年目の値下がり率を記載しています。
順位 | メーカー・車種 | 3年目平均値下がり率 |
1位 | トヨタ・アルファード | 10.2% |
2位 | トヨタ・ランドクルーザー200 | 10.5% |
3位 | トヨタ・ヴェルファイア | 15.7% |
4位 | スズキ・ハスラー | 16.3% |
5位 | トヨタ・シエンタ | 18.3% |
6位 | トヨタ・エスクァイア | 19.0% |
7位 | トヨタ・ランドクルーザープラド | 20.0% |
8位タイ | トヨタ・CH-R | 21.5% |
8位タイ | ホンダ・N-BOX | 21.5% |
10位 | トヨタ・エスティマ | 21.6% |
11位 | ホンダ・フリード | 22.0% |
12位 | トヨタ・ヴォクシー | 22.3% |
13位 | ホンダ・ヴェゼル | 22.6% |
14位 | 日産・セレナ | 24.4% |
15位 | ホンダ・N-BOX SLASH | 24.4% |
16位 | ホンダ・オデッセイ | 24.8% |
17位 | 日産・エクストレイル | 25.1% |
18位 | スバル・レヴォーグ | 25.6% |
19位 | トヨタ・ノア | 25.7% |
20位 | 三菱・デリカD5 | 26.6% |
参考 | メーカー・車種 | 3年目予測値下がり率 |
- | スズキ・ジムニー | 8%~15% |
- | スバル・フォレスター | 14%~25% |
※新車車両本体価格は各メーカーホームページより引用
※中古車価格帯および値下がり率は当サイト独自調べ
1位 トヨタ・アルファード
新車車両本体 337万円~569万円
3年目(平成28年式)268万円~539万円
平均値下がり率 10.2%
高級ミニバンの代名詞的存在のトヨタ・アルファードが、僅差で1位にランクイン。
3年目の値下がり率で、同価格帯で兄弟車のヴェルファイアと約5%差がつきました。
理由は、2017年末に施されたマイナーチェンジ後に新車販売台数でヴェルファイアを上回った人気が、2016年式の中古車にも影響を及ぼしているものとも考えられます。
2位 トヨタ・ランドクルーザー200
新車車両本体 473万円~684万円
3年目(平成28年式)398万円~648万円
平均値下がり率 10.5%
トヨタ・ランドクルーザー200は、国内の大型クロスカントリー市場を独占していると言って良いほど不動の人気を確立しており、国内はもとより、海外でも高い人気を誇っています。
純正ナビゲーションとサンルーフ装着車は、特に高い価格帯で取引きされています。
また、サンプルからは除外していますが、エアロ装着やリフトアップ等を施した車両は、新車と変わらないような価格で取引きされている車両もあります。
3位 トヨタ・ヴェルファイア
新車車両本体 337万円~569万円
3年目(平成28年式)275万円~495万円
平均値下がり率 15.7%
1位のアルファードの兄弟車で、高級ミニバンの人気を二分しているヴェルファイアが3位にランクインしました。
アルファードの項で書いたように、マイナーチェンジ後の新車人気が中古車価格に影響を及ぼしている事の他に、中古車市場ではエアロ装着やローダウン車、高額な大径アルミホイール装着車と言った、サンプルから除外された高額な中古車両が多い事もアルファードの中古車相場と差がついた一因です。
裏を返せば、新車購入時に多少お金をかけてドレスアップを施しても損の無い車種だと言えます。
4位 スズキ・ハスラー
新車車両本体 110万円~174万円
3年目(平成28年式)75万円~159万円
平均値下がり率 16.3%
2014年に発表・発売されたスズキの軽自動車ハスラーが、普通・小型自動車に割って入る形で4位にランクインしました。
免許を取って初めて購入するエントリーカーとしての人気と、リフトアップを中心としたカスタムベース車としての需要が増えていることが、軽自動車でありながら上位にランクインした要因と考えられます。
5位 トヨタ・シエンタ
新車車両本体 177万円~253万円
3年目(平成28年式)129万円~229万円
平均値下がり率 18.3%
小型ミニバンに分類される、トヨタ・シエンタが5位にランクイン。
トヨタには、小型車・普通乗用車の新車販売台数で10位にランクインしたルーミーや、その兄弟車のタンクもラインナップされていますが、1500㏄で走りに余裕があり、コンパクトながら3列シートで7人乗車ができる点が中古車市場で評価されています。
6位 トヨタ・エスクァイア
新車車両本体 266万円~339万円
3年目(平成28年式)197万円~298万円
平均値下がり率 19.0%
5ナンバークラスで7~8人乗りのミニバンは、トヨタだけでもエスクァイアの他にノアとヴォクシーの兄弟車がラインナップされていますが、中古車市場で最も高い評価を得ているのがエスクァイアです。
高級ミニバンのアルファードやヴェルファイアを彷彿させる、高級感のあるフロントマスクが印象的で、廉価グレードの底値も他のミニバンに比べ高値で安定しています。
7位 トヨタ・ランドクルーザープラド
新車車両本体 357万円~536万円
3年目(平成28年式)268万円~455万円
平均値下がり率 20.0%
ランドクルーザー200の弟分にあたる、ランドクルーザー・プラド。
もう少し上位に評価されていた時期のモデルもありましたが、車格と車重に比べエンジンが小排気量で非力(2.7ℓガソリン:163PS、2.8ℓディーゼル:177PS)な点が、ユーザーから評価されていないように感じます。
とはいえ、十分なトルクがあり実際の走行性能は問題なく、リフトアップなどのカスタムベース車としては依然として中古車市場で人気があります。
上位グレードのサンルーフ・ナビ装着車であれば11%台の値下がり率なので、購入を検討する際、予算に収まればこれらのオプションは装備しておきたいと言えます。
8位タイ トヨタ・CH-R
新車車両本体 229万円~297万円
3年目(平成28年式)163万円~255万円
平均値下がり率 21.5%
洗練された内外装デザインと、ハイブリッド車の低燃費性と走りの良さがウリのトヨタCH-Rが、コンパクトSUVとしては最上位の8位にランクイン。
値下がり率は、ハイブリッド車よりも1.2ℓガソリン車の方が小さく、リセールバリューを考えて購入する際は、現在のところ無理をして高価なハイブリッド車を選ばなくても良いといった状況です。
8位タイ ホンダ・N-BOX
新車車両本体 138万円~208万円
3年目(平成28年式)109万円~162万円
平均値下がり率 21.5%
2018年の新車販売台数で断トツの1位に輝いたホンダ・N-BOXですが、意外と伸び悩み8位という結果でした。
中古車でも人気がありグレードを問わず底値も安定していますが、販売台数が多く中古車市場に台数が溢れて値落ちしている典型的な状態です。
10位 トヨタ・エスティマ
新車車両本体 327万円~492万円
3年目(平成28年式)269万円~367万円
平均値下がり率 21.6%
1990年の初代から約30年の歴史を持つエスティマ。
2019年末をもって生産終了とトヨタから発表がありましたが、ミニバンブームの火付け役と言えるエスティマの人気は、現在でも衰え知らずと言えます。
2.4ℓクラスで使い勝手の良いエスティマが無くなってしまうのは残念ですが、生産終了後の中古車価格の上昇も見込める車種なので、購入を考えている方は年内に決断されることをおススメします。
11位 ホンダ・フリード
新車車両本体 188万円~315万円
3年目(平成28年式)173万円~248万円
平均値下がり率 22.0%
5位にランクインしたトヨタ・シエンタのライバル車である、ホンダのコンパクトミニバン、フリードが11位と、惜しくもトップ10入りを逃しました。順位だけ見ればシエンタに6位の差を付けられていますが、平均値下がり率で比較すると2%未満の差なので、この結果は大健闘と言えます。
もしシエンタと迷っているなら、デザインの好みや新車値引きと言った要素で選んでも問題ないと思います。
12位 トヨタ・ヴォクシー
新車車両本体 250万円~328万円
3年目(平成28年式)167万円~291万円
平均値下がり率 22.3%
トヨタの5ナンバーサイズミニバン3兄弟で、6位のエスクァイアに続いたのはヴォクシーでした。
中古車価格の平均値を取ると12位に留まっていますが、外装にメッキやシルバーのパーツを内外装に取り入れ、細部のディティールにまでこだわって仕上げられたZS煌(きらめき)Ⅱグレードに関しては7%台の値下がり率の中古車両も存在し、煌グレードに限ればかなり高い水準のリセールバリューを誇っています。
新車車両本体価格も、ベースグレードのZSから約9万円アップで手に入るグレードなので、リセールバリューを考えればZS煌Ⅱは選んで損をしないグレードの典型と言えます。
13位 ホンダ・ヴェゼル
新車車両本体 207万円~292万円
3年目(平成28年式)139万円~256万円
平均値下がり率 22.6%
クーペのようなボディラインと実用性の高さを両立した、ホンダのコンパクトSUVヴェゼル。
競合車のトヨタ・CH-Rと新車価格帯も同程度ですが、中古車価格帯では底値が安い分だけ順位に影響したと考えられます。
上位グレードのハイブリットRSグレードやハイブリッドZグレードの中古車本体価格は高値を維持しており、リセールバリューを狙うなら上位グレードの購入を検討する方が良いと言えます。
14位 日産・セレナ
新車車両本体 244万円~351万円
3年目(平成28年式)155万円~308万円
平均値下がり率 24.4%
新車販売台数では総合4位と、トヨタの5ナンバーミニバン三兄弟を上回った日産・セレナですが、中古車市場ではエスクァイアとヴォクシーの後塵を拝しています。
日産独自のハイブリッドシステムであるe-Powerグレードが2018年に追加投入され、1年単位で見た2018年の新車販売台数が大きく伸びたことに要因があります。
1年落ちのセレナe-Powerの中古車相場は、ナビ装着車であれば0.7~1.0%の値下がり率となっているので、新車で購入するならe-Powerもしくは値下がり率の低いハイウェイスターを選択する事がリセールバリューの点では吉と言えます。
15位 ホンダ・N-BOX SLASH
新車車両本体 142万円~192万円
3年目(平成28年式)99万円~159万円
平均値下がり率 24.4%
8位にランクインしたN-BOXの派生車であるN-BOX SLASHが、16位となりました。
廉価グレードを除いた、ナビ装着のターボ車グレードは安定して20%前後の値下がり率をキープしているので、スタイリッシュな軽ハイトワゴンを検討している方にはおススメできる車種です。
16位 ホンダ・オデッセイ
新車車両本体 298万円~415万円
3年目(平成28年式)198万円~349万円
平均値下がり率 24.8%
2013年にフルモデルチェンジし、全車両側スライドドアを装着した事で人気が再燃したホンダ・オデッセイが17位にランクインしました。
特に、ハイブリッドのABSOLUTEグレードは平均して約15%台の値下がり率となっているので、ベースグレードプラス10万円で手に入るABSOLUTEを選ぶ事で、リセールバリューの面では有利になります。
17位 日産・エクストレイル
新車車両本体 223万円~342万円
3年目(平成28年式)148万円~278万円
平均値下がり率 25.1%
2ℓクラスのミドルサイズSUVとして安定した人気がある日産・エクストレイルは、17位という結果になりました。
中古車市場では、モードプレミアやブラックエクストリーマーといった特別仕様車が人気で、概ね18.7~20.0%の値下がり率となっています。一方のSグレードやXグレードといったベースグレード車の値下がり率は最大で33.6%と、特別仕様車の約1.5倍の値下がり率となっています。現在の新車ラインナップの中では、エクストリーマーXや2019年1月に発売されたAUTECHグレードが今後の中古車市場での人気グレードになると予想されます。
18位 スバル・レヴォーグ
新車車両本体 286万円~405万円
3年目(平成28年式)179万円~356万円
平均値下がり率 25.6%
国産新型車では貴重な存在になった、1.6~2ℓクラスのステーションワゴンのスバル・レヴォーグ。
ミニバン・SUV・軽自動車に分け入っての18位は大健闘の数字で、まだまだステーションワゴンの需要がある事の証明とも言えます。
中古車市場では、圧倒的にSTIグレードの人気が高く、値下がり率も廉価グレードの30%台に比べ12~20%。
STIグレードは、新車の車両本体価格が2ℓで405万円から、1.6ℓで356万円からと、決してお手ごろな価格帯ではありませんが、アイサイトをはじめとした安全性能や走りの性能も良く、スポーティーなステーションワゴンがお好きな方にはおススメできる車種です。
19位 トヨタ・ノア
新車車両本体 250万円~330万円
3年目(平成28年式)146万円~298万円
平均値下がり率 25.7%
トヨタのミニバン三兄弟の中で最も歴史の長いノア。
要因としては、エスクァイアとヴォクシーに比べておとなしい印象のフロントマスクである通常グレードの台数が多いことが考えられます。
中古車市場では特別仕様車のSi“W×Bグレードと、ハイブリッド車に人気が集中しており通常グレードの価格帯の下がり幅が大きいので、新車で購入する際は現行のSi“W×BⅡグレードやハイブリッド車の検討をおススメします。
20位 三菱・デリカD5
新車車両本体 384万円~420万円
3年目(平成28年式)263万円~331万円
平均値下がり幅 26.6%
三菱自動車から唯一トップ20にランクインしたのがデリカD5です。
2019年2月に大きく刷新されたフロントマスクのインパクトは絶大ですが、こちらはまだ中古車市場に出回っている台数が少なく、3年目にどういった評価になっているのかは予測が難しい状況です。
とはいえ、唯一無二の本格クロカン使用のミニバンであることと、この手の斬新なデザインは世間一般のユーザーが見慣れていないだけで、数年経つと受け入れられる傾向も多く、中古車市場での需要は大きく変わらないと私は考えています。
現在の中古車市場では、ディーゼルエンジン車と、あらかじめエアロ架装が施されたローデストグレードに人気が集まっています。
現行のラインナップでは、ディーゼルエンジンのURBAN GEARグレード車が、中古車市場での中心になっていくと思われます。
参考 スズキ・ジムニー
新車車両本体 145万円~184万円
1年目(平成30年式)163万円~234万円
3年目予測値下り幅 8%~15%
2018年7月に発売されたものの、爆発的な人気で一時は納車に一年以上と言われ、現在でも供給不足が続いている新型のジムニーを参考車種の一台としてピックアップしました。
もともとのモデルサイクルが非常に長い車種であることから、3年目にあたる2年後の2021年になれば新車の供給が追い付くと予想されます。
しかし、まだまだ中古車需要は非常に高い状態が続くとみられることから、予測値下り幅は8%~15%と高水準に評価しました。
参考 スバル・フォレスター
新車車両本体 280万円~309万円
1年目(平成30年式)268万円~309万円
3年目予測値下り幅 14%~25%
参考車種の2台目は、2018年にフルモデルチェンジした新型フォレスターです。
先代のフォレスターは、先進予防安全装備アイサイトを搭載し好評を得ましたが、今回のモデルチェンジでは悪路走破性や荷室の広さはそのままに、e-BOXERと呼ばれるハイブリッドシステムで低燃費化も図り、時代のニーズに合わせてきた印象です。
新車の販売台数も堅調で、旧型と同じような値下がり率になることが予測されます。
新車販売台数の過半数をハイブリッド車が占めており、ハイブリッドの上位グレードで14%前後、ガソリンエンジン車の廉価グレードが25%ほどの値下がり率になると予想されます。
高額下取りが期待できる車種ランキング
中古車を購入する人は「割安感がある」「ほしい車が絶版になった」など様々ですが、「欲しい新車には手が届かないが、中古車なら買える」というのが最大の理由です。
この記事を通してお伝えしたいことは、リセールバリューも考慮して車を購入すると高値で売却できる可能性がグッと跳ね上がります。
ただし、車を売却する際は、くれぐれもディーラーだけに査定をお願いしたり、買取店1社にだけお願いすることは全くオススメしません。
なぜなら、複数社で比べなければ、あなたの愛車が果たして妥当な売却金額であるか判断できかねるからです。
教えてくれない損をしない車売却とは?
消費者庁が管轄する「国民生活センター」では、このように注意喚起しています。
(3)車両の売却に関するトラブル
買い取り専門業者が増え、いかに高い買い取り額を提示するかが競われている。
少しでも高く売却したいのでれば、労を惜しまず、たくさんの店で査定してもらったうえで、売却先
を決めること。
引用:国民生活センター
車売却で毎年6000件以上の引越し相談・トラブルが国民生活センターに寄せられています。
だからこそ、国は未然に防止するために上記のように「たくさんの店で査定してもらうこと」を呼びかけ続けています。
車の売却に限った話ではありませんが、そもそも買取業者同士を比べなければ妥当な判断はできません。
車買取業者によって数万円~数十万円もの買取金額が違うのはザラです。
なぜなら、かんたん入力で対応できる買取専門業者探しが完了するので、わたしたち利用者は、査定金額を比べるだけ。
車買取業界は素人からすれば、不透明な部分が多く、買取金額もまるで違います。
よって、しっかり比べて判断しなければ、大切な資産である車を安く手渡すことになります。
だからこそ、資産である車を少しでも高く、そして安心できる買取業者で取引するなら一括査定を試してみることをおすすめします。